TAB譜よりも五線譜の方が・・・・
かつては僕もそうでしたが、TAB譜よりも五線譜を読めたほうが偉いみたいな風潮があります。
実際にTAB譜よりも五線譜の方が慣れないと読みにくいのも本当の話です。
でも実際はそうでもないよというTAB譜を擁護していく記事を今回は書いていきたいと思います。
まずTAB譜を知らない人のために書いておくとTAB譜はギターやウクレレ、ベースなどの譜面として採用されることの多い譜面で、五線譜と違い、ギターであれば6本の線、ベース、ウクレレであれば基本的には4本の線で書かれます。
これらの線は弦を表しているので読む人は何弦の何フレットを押さえればいいかが素人でもすぐにわかるような仕様になっています。
五線譜は西洋音楽を奏でる時の共通言語のようなものなのでギターのパートが書かれた譜面でも他のパートの人でも読めるようになっていますし、クラシックやジャズなどは五線譜が基本なので五線譜が読めないと知らない曲だと全くお手上げ状態になります。
このTAB譜は元はタブラチュア (tablature) と言って14世紀から使われだしたそうです。五線譜が現在のような形式を取り出したのが13世紀以降ですからTAB譜の歴史の古さがわかります。
でもTAB譜が出はじめた時まだこの世界にギターという楽器はありません。もともとTAB譜が普及したのにはリュートというギターの先祖の楽器があります。そもそも批判覚悟で物申せば、五線譜よりTAB譜の方がギターの譜面としては優秀なのです。
その理由はピアノとギターとの仕組みの違いにあります。ピアノとギターは当然見た目もずいぶん違いますが、決定的に違うのはギターは同じ音階をいくつかの場所で弾くことが出来ますがピアノは出来ないという特徴にあります。
例えばピアノのmidcと呼ばれる「ド」の音程は当然ピアノだと1つの鍵盤でしか出すことは出来ません。
でもこれがギターだと2弦でも3弦でも4弦でも出すことが出来ます。
逆に言えば例えば五線譜で「ド」と書かれていてもギターの場合は場所を明記してくれないとどこの弦で弾いていいかはわかりませんし。どこで弾いても良いことになります。実際に五線譜でギターの譜面を書く時はそういった指示をしなくてはいけないことになっていますし、ジャズやポップスなどは特に指示がなければどこを弾いても問題ありません。
まぁただ、TAB譜しか読めなければ困る方は五線譜の読み方を勉強するしかありませんね。バンドをする方や弾き語りをする人にとってはTAB譜の方がずっと便利だと思います。
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